carmine factory 2020

生地開発の必要性と効用
 
カーマインカーカバーは【WORK2】でご説明した、車体形状に忠実な紙製カーカバーを原型にして、
【車体:カーカバー】=【1:1】 の比率で、車体形状を忠実に再現して作る、理想的な形のカーカバーとなります。
 
しかし、その理想的なカーカバーを作るには、解決すべき問題がありました・・・
 
それは、 車体とカーカバーの比率が【1:1】で同じ場合、車体へのカーカバーの装着脱着が困難となる問題です。
たとえば、身体と洋服が【1:1】の比率なら、洋服の生地が伸縮しないと、脱ぎ着が困難であるように、
車体とカーカバーがピッタリで理想的であっても、カーカバーの生地が伸縮しないと、装着脱着がスムーズにいきません。
つまり、カーマインカーカバーを理想的な形に仕上げるには、カーカバーの生地に伸縮性が必要です。
むしろ、車体形状に忠実にフィットするカーカバーを作るには、生地の伸縮性は必要不可欠と言うべきかもしれません。
そこで、私どもは、日本の大手繊維企業の協力のもと、日本の繊維産業が持つ優れた技術を最大限に活用し、
カーカバーの用途に特化した、柔らかくて伸縮性のある、車体に優しい新素材の生地を作りました。
それにより、カーマインカーカバーは車体形状に忠実に【車体:カーカバー】=【1:1】の理想的な比率で作ることができるのです。
 
さらに、カーマインの新素材がもつ生地の伸縮性は、カーカバーの効用として、とても有利な特性を持っています。
それは、伸縮性生地の持つ 【 縮む力 】=【 締め付ける力 】 です。
例えば、身体に対して小さいTシャツを着ると、Tシャツが体に張り付くように、
車体に対して小さいカーカバーなら、カーカバーは車体に張り付きます。
つまり、この作用を利用すれば、カーカバーの車体へのフィット性は更にアップします。
そして、車体へのフィット性がアップすればするほど、車体とカーカバーの間の無駄な空間が減り、
よりホコリの浸入を防ぎ、より風による移動を抑える、車体のボディ面に優しい理想的な最上のカーカバーとなります。
 
いま少し詳しく、私どもが伸縮性生地を使う、その理由と優位性をTシャツに例えて説明したいと思います。
 
私どもは、車体を優しく保護する上で、風やホコリの影響を考え、カーカバーの装着で現れるシワや無駄な空間はマイナス要因と考えます。
そして、その空間やシワの原因は、カーカバーの車体への装着脱着を考え、カーカバーが車体より大きく作られている事が主たる原因で、
カーカバーが車体より大きい以上、どのような方法で車体に装着しても、そのサイズ差の余りがシワや無駄な空間となって現れます。
加えて、大きいカーカバーは、カーカバーが車の形に合うまで、ヒモやゴムを使ってカーカバーを車体にククリ付けるように装着するので、
カーカバーが車体の角など特定の部分に強く接して固定される事も、ボディ面に負担をかけるマイナス要因と考えます。
このような理由から、私どもは、車体よりも大きいカーカバーの構造自体、車体を優しく保護する上で最適とは考えていません。
Tシャツに例えると、Tシャツを体にピッタリと合わせて気持ちよく着たいのなら、体よりも大きいTシャツは適さないと思うのです。
 
そもそも、最終的にカーカバーを車の形に合わせて固定するなら、カーカバーが車体より大きい利点は装着脱着の他にあるのでしょうか?
むしろ、カーカバーがレオタードのような構造なら、ボディ面に無理なく均等にフィットするので、全てにおいて最適で最良だと思うのです。
ですから、私どもが理想とするカーカバーをTシャツに例えるなら、無理なく体にピッタリとフィットする、体より小さいTシャツです。
なぜなら、小さいTシャツは体に全体的に密着するので、Tシャツと体が接する部分の余計な空間やシワは極限までなくせます。
さらに、小さいTシャツは体に均等にフィットするので、タイツやソックスのように、接する場所に無理な負担をかけません。
つまり、カーカバーも小さいTシャツと同様に、車体よりも小さく作れたら、車体を優しく包み込む理想的なカーカバーとなります。
そのようなカーカバーなら、最大限、ホコリの浸入を防ぎ、風による移動を抑え、ボディ面に無理な負担をかけません。
しかしながら、その理想的なカーカバーを作るためには、Tシャツぐらい自由度のある生地、理想を言えば伸縮性のある生地が必要です。
 
そのような理由から、私どもは最上のカーカバーを追求する上で、カーカバーの用途に特化した伸縮性生地を作り使用しています。
そして、伸縮性生地を使うカーマインカーカバーは、カーカバーが車体より小さくても装着脱着に問題がないので、
車体より小さいカーカバーを作ることができ、小さいTシャツと同様の効果を有します。
これも、カーマインカーカバーが、どんな既存のカーカバーにも似ていない、比較対照にもならない、カーカバーである理由の1つです。
むしろ、カーマインカーカバーは従来形の車カバーとは何もかもが違う、そう言うべきかもしれません。
 
ここからは、カーカバーを車体より小さくするため、適切なサイズ調整を行うプロセスを説明させていただきます。
 
まずは 、カーマインカーカバーの原型である、紙製カーカバーの面積を調整する必要があります。
そこで、私どもはカーカバーの生地の裁断で使用する、「紙製カーカバー」から作る「型紙」の面積を縮小する調整を行い、
その縮小された型紙に合わせて、カーカバーの生地を裁断し、その生地を縫製してカーカバーを作ることで、
カーマインカーカバーは、車体形状に忠実な形のまま、現車に対して適度なタイト感を持つようにお作りします。
 
その上で、型紙の面積を縮小させる調整作業は、一律な縮小ではなく、お車に合わせて型紙のパートごとに縮小率を変化させます。
それにより、カーカバーの車体へのフィット性を適切にアップさせ、より車体とカーカバーの間の無駄な空間を減らし、
より車体を優しく包む理想的なカーカバーの形を作り出します。
 
このように、カーマインカーカバーは、伸縮性生地の持つ効用を最大限に活用し、
車体形状に忠実な【車体:カーカバー】=【1:1】の理想的な比率のカーカバーに適切なサイズ調整を行うことで、
カーカバーは車体に無理なく均等にフィットし、より車体への高いフィット性を有し、車体を優しく包み保護します。
 
最後に、私どもにおいて、生地の伸縮性は、最上のカーカバーを作るために必要な要素の1つです。
最上のカーカバーとは【WORK2】で記述したカーカバーの形状、【WORK4】で記述した生地のクオリティ、
その全てが必要で、その全ての相乗効果によって成立します。ぜひ【WORK2】【WORK4】をお読み頂けたらと思います。