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伸縮性生地の開発とカバー構造
まず初めに、カバーで車を保護する上で、ホコリの侵入、風によるカバーのズレや移動を防ぐには、カバーと車体のフィット性が重要となります。
ですから、カバーで車を優しく保護するために、何よりも重要な事は、いかにカバーを車体にストレスなく優しくフィットさせるかです。
それには、装着において、カバーが車の形状に差異やズレがなく正確に合うよう、カバーに車の形とサイズを忠実に再現することが求められます。
なぜなら [ WORK1] と [ WORK7] で記述したとおり、カバーの形状と構造のラフな作りが車体へのマイナス要因となるからです。
その上で、カーマインカーカバーは [ WORK2] で記述した、カバーが車の形に正確に合い、車体にストレスなく優しくフィットするよう、
立体裁断の技術を使い、カバーに車の形とサイズを忠実に【車体:カバー】=【1:1】の比率で再現した、理想的な形状のカーカバーです。
しかし、その理想的な形状のカバーを実際に使用するには、カバーの生地に伸縮性 (ストレッチ機能) が必要となります。
それは、カバーに車の形を忠実に再現している場合、カバーと車体の比率は【1:1】となるため、
カバーの生地が伸縮しないと、車体へのカバーの装着脱着が困難であること。
そして何より、伸縮性素材は車の3次元のボディ形状に合わせて、生地もボディ面と同じ形状に伸縮し変化する、車体に優しい素材であるからです。
例えば、レオタードは生地のストレッチ機能により、生地が3次元に変化し、身体の3次元の形状に・無理なく・優しく・正確に・フィットします。
つまり、カバーを車の3次元の形状に・無理なく・優しく・正確に・装着する上で、生地のストレッチ機能ほど優れた機能はありません。
ですから、カバーの生地に伸縮性素材を用いれば、カバーに車の形とサイズを忠実に再現したカーカバーの使用が実現する上に、
装着ではストレッチ機能が働き、レオタードを着用するように、車体にストレスなく優しくフィットする理想的なカーカバーが完成します。
しかし、屋外で使うカーカバー専用の生地でありながら伸縮性素材、このような専用の生地は存在しないため、新素材の開発が必要となります。
加えて、このような新素材の開発には、先端の繊維技術を扱う高度な知識と技術力、そして試作を繰り返し製品化する、困難なプロセスが必要です。
それでも、カバーによる最適な車体保護を追求すると、多くのコトが伸縮しない生地では不可能なため、カーカバー専用の新素材の開発は必須です。
そこで、私どもは日本の大手繊維企業の協力のもと、日本の繊維産業が有する先端の優れた繊維技術を最大限に活用し、
屋外で使うカーカバーの用途に特化した、ストレッチ機能を持つカーカバー専用の伸縮性素材の生地を開発しました。
それにより、カーマインのカバーにストレッチ機能が備わり、カーマインは車の形とサイズを忠実に再現したカーカバーの使用を実現したことで、
カバーは車の形に差異やズレがなく正確に接し、レオタードのように車体にストレスなく優しくフィットする、カバー構造の理想形が完成しました。
さらに、私どもはカバーの伸縮する性質を最大限に活用し、より優れた車体保護をするために、よりカバー構造の完成度を高めます。
その内容は下記にて説明させていただきます。

私どもは上記のとおり、伸縮性素材を用いて、カバーに車の形とサイズを忠実に再現した、理想的な形状と構造のカーカバーを実現しました。
その上で、私どもはカバーが伸縮する、そのストレッチ機能の性質を最大限に活用し、さらにカバー構造の完成度を高めます。
それは、カバーのサイズを適度に小さく調節して、よりシッカリとカバーを車の形にフィットさせ、よりシッカリと車体を包み込むことで、
車のボディを外部環境がもたらす、ホコリの侵入、風によるカバーの移動、などのマイナス要因から、よりシッカリと車体を保護する構造です。
このカバー構造は、伸縮性のあるウェアがストレッチ機能を利用し、身体にウェアを優しくフィットさせる、その性質をカバーに応用した構造です。
例えば、レオタードを適切なサイズで着ると、レオタードは体の立体形状にバランスよく優しくフィットし、ボディにストレスなく着用できます。
この性質に学べば、カバーを車体より適度に小さくする事で、車のボディに対しても、外部環境に対しても、より理想的な車体保護が実現できます。
もちろん、カーマインは伸縮性のあるカバーですから、カバーが車体サイズより小さくても、カバーの装着脱着を含め問題はありません。
ですから、カーマインカーカバーは、車の形を忠実に再現したまま、カバーのサイズを適度に小さく製作します。
当然ながら、カバーのサイズ調節は、レオタードのようにボディにストレスのないよう [ WORK5] の記述どおり適切なバランスで調節を行います。
その結果、カーマインカーカバーは、車体に対して適度に小さい構造となり、車体に装着すると、カバーのストレッチ機能が効果的に働き、
カバーは車体にバランスよく優しくジャストフィットし、車体を優しくシッカリと包み込む、次世代の車体保護を実現しました。
このように、カーマインは先端の繊維技術を活用した、次世代のカバー構造で車体を理想的に保護します。
そして、次世代のカバー構造が有する優れた特性から、カーマインカーカバーは個人用と共に特別な用途にも使用されます。
私どもは、次世代のカバー構造を用いて、自動車メーカーの【ショーカー】【コンセプトカー】【ヒストリックカー】【レーシングカー】など、
特別にデリケートな車体保護が求められる車両のカーカバーを製作しています。
また、カーマインカーカバーは、世界各国の自動車ショーに展示される車両の保護カバーとして使用されます。
もちろん、このような特別な車両のカーカバーであっても、オーダーを頂く個人用のカーカバーと何ら変わる事はありません。
結果的に、これらの実績が1つ1つを語るより、次世代の優れたカバー構造のクオリティを全て実証している、そう言うべきかもしれません。
最後に、私どもにおいて、伸縮性生地とカバー構造、それは最上のカーカバーを作るために必要な条件の1つです。
最上のカーカバーとは[ PRODUCTION ]で記述した、[WORK2_ カバーの形状] [WORK4_ 生地のクオリティ]、
この全ての条件が必要で、その全ての相乗効果によって成立します。ぜひ【WORK2】【WORK4】をお読み頂けたらと思います。
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